BTSメンバージョングクの「裏広告」論議に厳重な措置を求める苦情が殺到した。ジョングクは先月10日、アパレルブランド「シックスガイズ」が発売した「グラフィティオンマインド(Graffiti On Mind)」の衣装を着て撮った写真を公式ツイッターに掲載するほか、この衣装を着用してNAVERのV LIVE放送を行った。
「シックスガイズ」はジョングクの実の兄であるチョン・ジョンヒョン氏が今年5月に設立したアパレル会社だ。一部では実の兄が作ったブランド衣装を公式活動で着用して裏広告をしたのではないかという議論が起きている。「裏広告」とは、企業から広告費を受けていたにもかかわらず、それを明示せず、まるで自腹で購入したように商品を紹介したりすることを指す。
最近、韓国では有名ユーチューバーに対する「裏広告」の議論が巻き起こり、謝罪や引退宣言が続いた。そんな議論が続くと、韓国公正取引委員会が問題解決のために新しい推奨保証審査指針のガイドラインを公開し、2020年9月1日から施行した。特に公正取引委員会は、ドラマなどに広告主の商品やサービスを登場させる間接広告「PPL」が入る場合、テレビ局がYouTubeやオンラインに公開する時は広告であることを通知しなければならないと明示した。
ジョングクの「裏広告」に憤慨したある市民は同日、公正取引委員会に「BTSジョングクの裏広告疑惑を綿密に調査し、厳正な措置を取るよう求める」という苦情を提起した。ジョングクの「裏広告」疑惑に関する苦情を提起した市民は「BTSは韓国を代表するトップアイドルグループとして、ジョングクのファンに購買や使用を勧めなくても、SNSに衣類写真を掲載し、露出するだけでも想像できない売上収益をもたらすだろう。公正取引委員会もタブー視する部分であるため、見過ごすことはできない。 綿密に調査して措置することを求める」と述べた。
また、「BTSが世界的な威名をとどろかせたのは、メンバーたちの努力以外にも全世界のファンがともにしたため」とし「今回のジョングクの裏広告論争は、ファンの期待を一瞬にして裏切ったことだ。グローバルスターだけに、その地位にふさわしい品格のある行動を見せてほしい」と強調した。
ジョングクは実の兄であるチョン・ジョンヒョン氏が代表取締役を務める「シックスガイズ」の社内理事に名を連ねたが、最近裏広告が問題になると、先月14日に辞任した。