最近、あるオンラインコミュニティに「有名女子アイドルのディープフェイク」というタイトルで写真がアップされた。オンラインコミュニティに投稿された写真には有名女性アイドルと裸の男性の姿が写っていた。問題は、これらの写真がすべて本当の写真ではなく、合成された写真だ。巧妙な編集技術を利用して有名女子アイドルたちと抱擁、口づけなどの場面を演出した。さらには、ベッドに横になっているアイドルの後ろでお金を持っているなど、性的関係を連想させる合成写真もある。
◈ ディープフェイクとは
「ディープラーニング」と「フェイク」を組み合わせた用語であるディープフェイクは、ディープラーニング技術を利用して作成された合成メディア。明らかに悪意ある目的で合成が行われたわけではない場合もあるが、実際の人間の画像や動画、音声を使ったメディア操作には、道義的および法的な懸念が生じる。ディープフェイクはネットいじめや名誉毀損、脅迫に利用することが可能。2017年には、有名人の顔をAV動画に貼り付けたディープフェイクポルノが大きなトレンドとなり、Redditや多くのポルノサイトで共有された。
最近、有名ガールズグループメンバーの顔を使って悪意のある性的コンテンツが流布されている。
例えば、TWICEのFANCY映像でTWICEサナの顔をBLACKPINKロゼの顔に変えた。
ツウィの顔をRed Velvetのジョイの顔に変えた。
ディープフェイクの技術が発展しすぎて実際のオリジナル映像とディープフェイクの映像を区別できない。これを見た多くのネットユーザーたちは怖くて鳥肌が立つという反応を見せた。
韓国のニュースによると、オンラインディープフェイクの使用目的の96%がポルノグラフィであることが確認され,この技術がどれほど悪用されているかが分かる。
悪意ある意図をもってディープフェイクを利用する者からの被害を最小限に抑えるために、特定の対策や予防策を講じる必要がある。ディープフェイク検出技術を開発し、新たな法規を定めることが重要となる。